2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

リアリティがどうでもよくなるとき

ハイファンタジーにのめり込むと、リアリティがどうでもよくなるタイミングってあると思うんですよね。他者の目があると常にリアリティを意識させられますが、創作または妄想に熱中していると、リアリティは付け足しでどうでもなるというか、もはや脳内世界…

アボリジニの探索能力

https://dailyportalz.jp/kiji/sekai-no1-yoroi_mogura_goki今更だが、引用のないあやふやな記憶で書くことが多いです。上の記事は世界最大のゴキブリを捕まえるという記事だが、この中に 「ここがいいんだ」と停車したのはシロアリの蟻塚が点々とそびえるユ…

『ロードス島戦記』とその時代5

ロードスと対比される形で涼宮ハルヒの憂鬱についても取り上げられており、明確にキャラクター小説として売り出したことが成功につながったとあるのだが、キャラクターをタレントとして小説と関係ない場面に出現させたり、現実のものに言及させたりするとい…

ストーリーAIと社会シミュレーター

ゲームブックAIはこの両輪になります。なお、ミクロマクロリンクという課題が出てくるのですが、むしろそこは遊びどころになるはず。

ゲームブックとノベルゲームの違い

前のエントリーで自由入力を許すゲームブックと自由入力を許すノベルゲームは何が違うのかという疑問を残していたが、ひとつの答えが出たのでメモ。 端的に言うと前者は世界観、後者はキャラクターありきになるというのが結論。世界観を大事にしたかったらゲ…

『ロードス島戦記』とその時代4

ソードワールドの始原と週末の巨人という世界設定がビッグバンとビッグクランチから着想されたという話が載っており、最新の物理学や宇宙論をフォローアップする重要性を今更思い出した。重要性というより私もそういうのが好きだったということを思い出した…

自由入力を許すゲームブック

自分のやりたいことをわかりやすく表現するとタイトルのようになるかなと思ったので書いてみました。ちょっと気になっていることとしては、自由入力を許すノベルゲームと何か違いはあるだろうか。考えてみたい。

『ロードス島戦記』とその時代3

本が手元にないので漠然としたメモになります。 ロードスの編集者、吉田(正しい漢字が変換候補に出てこない)氏の「西洋のファンタジーというそれほど知られていないジャンルで、かつ活字のみのコンテンツであることが読者の想像力を膨らませる余白を生み出…

ミラーワールド

https://wired.jp/2019/08/02/mirror-world-keyword/ ミラーワールド自体はワクワクする発想で、今後の展開に期待だが、ゲームブックAIとの距離感をどうするかは悩ましい。現実世界との接合があるからこそ面白いという考えは理解できる。ユリイカの『ソーシ…

『ロードス島戦記』とその時代2

水野良のインタビューを読んでもう一つ知見を得たのでメモ。小説の軸となるものとして世界観の他にキャラクター、またはデータベースがあり、ハルヒは後者の典型であり、メディアミックスがしやすい。 ゲームブックAIは世界観をデータベース化してしまうもの…

『ロードス島戦記』とその時代

安田均へのインタビューで言及されているTRPGにおけるリプレイの位置づけがゲームブックAIの役割を考える上で参考になったので記録。 グループSNEがリプレイという手法を開発する前は、シミュレーションゲームなどで将棋の棋譜のような形で最小限のプレイ情…