ファンタジーに求めるもの

ここも予定地。

雑に言ってしまうと「想定外が起こる世界」なのですが、こういってしまうと現実世界もそうなので、もう少し掘り下げたいです。

 

考える材料:

以下のツイートは重要ですが、一方で何でもありだと想定外が生まれづらく、制約があるからこそ想定外が輝くという側面もあるので作品価値を考える上では悩ましい問題でもありますね。

https://twitter.com/kazakura_22/status/1173255808236183552

このツイートに対する反応に「そこにワンダーはあるのかい」(https://kai-you.net/article/26597参照)を引用している人がいますが、これも難しい問題ですよね。ワンダーを特別視するのはある種当然ですが、ワンダーの暴力性にも目を向けなければいけないと思います。例えば、SFとしてはち密だがワンダーがないという批評は当然あり得ますし、それ自体は否定しませんが、そういう批評ばかりの世の中って嫌じゃないですか?

才能のある一部の作り手とその他大勢の消費者(ファン)という区分が明確ならそれも仕方ないのでしょうが、その境界が崩れつつある現状、ワンダーを生み出せるかどうかという視点を打ち崩すことで、創作のハードルが下がり多様性が増すのではと考えています(そして、ゲームブックAIはその流れを加速させるものでありたい)。